被災した動物園の今

4月の熊本地震で被災した熊本市動植物園。
今回の地震で獣舎に大きな被害を受け、檻に一部すき間ができてしまうなどで動物の展示が出来ない状況となってしまいました。
いまだ開園のめどがたっておらず、動植物園ではネット上で動物たちの様子を掲載するにとどまっています。
地震によって被災した動物たちは今どうしているのでしょうか。

「ライオンが逃げた」地震直後にうそのツイート

熊本地震が発生した直後の4月14日に、「動物園からライオンが逃げた」とツイッター上にうそのツイートをあげた会社員が逮捕されるという事件がありました。
立て続けに起こる地震の中で情報は錯そうし、のちにイタズラであったことが明らかとなりましたが、ライオンが逃げているので避難できないとの問い合わせが警察にあるなど、一時大きな混乱をきたしました
動植物園のライオン「サン」は、大分県の九州自然動物公園アフリカンサファリに避難しており、動植物園から逃げ出してはいませんのでご心配なく。

どの動物も元気です

一部の動物たちは九州の各園に緊急避難しており、福岡市動物園に避難中のウンピョウ「ジュール」と「イーナ」は一般公開が始まっています。
二頭ともに元気な姿をみせており、新しい環境にもすっかり慣れた様子がみられています。
熊本地震後も震度5程度の大きな揺れが時々観測される熊本ですが、動植物園に残った動物たちは大きな揺れに動じることはほとんどなく、いつもと変わらない姿をみせています。
チンパンジーなどの霊長類ではやや地震の影響がみられ、地震直後は食欲が落ち、一人になりたがらない・揺れると奇声をあげるというような強いストレス行動がみられたものの、現在では比較的落ち着いてきているといいます。
熊本市動植物園ではHP上で頻繁に動物たちの近況を知らせており、彼らがこれまでと変わらない穏やかな様子で過ごしている姿を知ることができます。

わたしたちにできること

日本動物園水族館協会では、熊本地震による動物園の被災に際し、見舞金の受付をしています。
地震被災者が優先されるべきところではありますが、動物が好きな方は動物園の支援もいいのではないでしょうか。
募集期間は2017年3月31日まで。
詳しくは「日本動物園水族館協会」のホームページをご覧ください。