熊本城は完全修復できるのか

これまで熊本の県民のみならず、全国の城好きや戦国武将ファンなどに愛され続けてきた熊本城
この度の熊本地震によって、どのような被害を受けたのでしょうか。

熊本城の被害は

熊本城はかの加藤清正によって築上された城のひとつで、熊本の象徴といわれています。
春には日本の桜100選に選ばれるほどの見事な桜が咲き誇り、その雄大で壮麗な景観は、多くの人々の心を打ち、熊本随一の観光スポットとも呼ばれる場所になっています。
今回の熊本地震では熊本城も甚大な被害に見舞われ、無残にも多くの石垣が崩れ、瓦は落ちてしまっています。
幸いなことに倒壊はまぬがれており、大きな揺れに二度耐え、なおもたった一本で櫓を支え続ける石垣は「一本石垣」と呼ばれるようになり、こうした熊本城の姿は被災者の心の支えになっています。

崩落した石垣から見つけ出されたものは

地震で石垣が崩落したことにより、観音像を掘った石が見つかり話題となっています。
誰が彫ったものなのかは今や知る由もなく、何のために彫られたものかも分かっていませんが、そのお顔はとても穏やかに見えます。
未だ辛い状況下にある被災者の方々にとっては、一本石垣同様に400年の時を経て現れたそのお姿にも励まされているのです。

完全な姿に戻すために

崩落寸前になってもなお多くの人々の心を打ち続ける熊本城。
県民たっての願いもあり、6月には夜間のライトアップが再開されることとなりました。
熊本城に対する思いは国内のみならず、海外からも多く聞こえてきています。
そのような人々からの寄付金も多く集まってきており、熊本城の修復を望む声は大きくなってきています。
しかし文化財であることから修繕の専門的知識や技術の繊細さが必要とされており、全ての箇所を完全な姿に戻すまでには莫大な費用と時間が必要だといわれています。
多くの人々を魅了し続けてきた熊本城。
たくさんの人の思いを受けて修復へ動き始めています。