熊本地震後、クックパッドで検索数が伸びたものは

4月に大地震に見舞われた熊本県。
自宅の倒壊などによって避難生活を余儀なくされる方も多く、被害は甚大でした。
ライフラインも一時的にストップした地域も多く、辛うじて自宅の倒壊を免れた方たちの生活も復旧までのあいだ困難を極めました。
「クックパッド」は、料理レシピを投稿することができ、食材からレシピを検索することもできる日本最大のレシピサイトです。
クックパッドの運営者は、地震後の熊本県で検索数が伸びたものは何だったのか、独自に調査を行いました。

避難するほどでもない、でも、日常にはない

避難所にいくほどではない、配給を待つほどでもない、それでも地震の被害に遭っている方たちというのは、一定数います。
家も家族も無事ではあるものの、近隣のスーパーが品薄になる、営業していない、電気ガス水道がストップする、あるいは、自宅付近の道が通行止めになり食材の買い出しに行かれない、そんな方々も多かったのです。

自宅で過ごした被災地の人々が検索したものは

ホットケーキミックスと電子レンジの組み合わせ

地震後の熊本県では、普段一定の検索数しかみられない「ホットケーキミックス」や「小麦粉」を使ったレシピの検索数が大幅に伸びていることが分かりました。
さらに、このような粉ものと共に電子レンジやホームベーカリーを指定するレシピの検索が多くなっており、これはホットケーキミックスのようなお手頃で保存のきくものは多くの家庭で常備されていたことと、熊本地震での電気の復旧が他のライフラインに比べて比較的早かったことが関係しているのではないかと考えられます。

お米の炊き方

熊本地震では断水が続く地域が多かったため、自宅にあったペットボトル入りの水や炭酸水、お茶でお米を炊くレシピを検索する人も多かったことが分かりました。
水が出なくても、なんとか家にある水分でお米を炊こうとした人たちが多かったのではないかと思われます。

また、クッキングシートのような、調理器具を洗わないで済むようなレシピの検索数も伸びており、限られた食料や道具の中でいかに調理するかを考えていた痕跡がみられました。

有事に本当に求められているものは

緊急事態に備え、各家庭で乾パンなどの常備食を準備しておくことが大切だといわれてきました。
それも大切なことであることに変わりはありません。
しかし、クックパッドの検索結果から見えてくるものは、非常時に普段食べているものをいかにして作るかということのようです。
本当に必要とされていることは、非常時にそうしたことが行える「知恵」の方なのかもしれません。