熊本地震から三か月…復興進まず、ボランティアも減少傾向に

熊本地震から三か月が経とうとしています。
地震後の度重なる大雨によって被害が拡大する中、復興作業が思うように進まない現状が見えてきています。

ボランティアの人数の変化

地震後、多い時では一日4000人がボランティアに参加し、被災地での復興の手助けをしてきました。
しかし、大雨が続く6月下旬からはボランティアの数は大きく減り始め、現在では一日あたり1000人に満たない日も多くなってきています。
にもかかわらず、大雨により作業を中断せざるを得ない日が続いたため、7月に入っても人手を必要とする地区が多く存在しています。
そのため、一人のボランティアの負担が過剰になりつつあり、一日に何カ所も回らなければならない事態も発生しています。

今必要な支援とは

6月の大雨によって作業が足止めされてしまったため、現在も倒壊した家屋の撤去作業が残っており、がれきの撤去や災害ゴミの運搬に多くの人手を必要としています。
さらに、大雨によって土砂崩れも発生したため、流れた土砂の除去作業も新たに加わっています。
また、最近では、仮設住宅への引っ越しの手伝いも多くなってきているところです。
今後はこういった作業に加え、心のケアなど一人一人に寄り添う細やかな支援が必要となってくると考えられます。

確実に活動を行ってもらうために

これまでボランティアのために被災地へ入っても、自治体の連絡不足などにより作業を行えず、そのまま帰らざるをえない方が出てしまうなど、せっかくの善意が無駄になることが多く見受けられました。
これはボランティアの方たちにとって無駄足となることもさることながら、被災地にとっても多大な損失であるといえます。
そこで、災害ボランティアセンターは、ツイッターやフェイスブックなどで必要な支援や人数を日ごとに知らせるなどの情報発信に努めています。
しかし、思うような成果が出ておらず、現在も人材不足やミスマッチを解消できずにいます。
そのため、ボランティアの事前登録制度を導入するなど、スムーズにボランティア活動に入ってもらうためのシステム作りが急務となっています。
適材適所を効率よく行うために、受け入れる側の被災地がどういった体制を整えていくのかが、今後の復興への手がかりとなってきています。