仮設住宅、ペットの同伴も可能に

震災から約3ヶ月。
今回の熊本地震による被害は多方面に及び、今なおその爪痕は大きく残されています。
大雨の影響もあり復旧作業の遅れも見られる中、仮設住宅の建設によって避難所生活から解放される人々も増えてきています。

ペットのいる被災者への熊本県の対応は

避難所生活の被災者のため、仮設住宅の建設は、地震後に急ピッチで進められてきました。
建設にあたって行政は、避難所などにペットを連れてきていた被災者に対し、意向調査を行っています。
その結果、ほぼ全ての飼い主が、今後もペットと暮らしていきたいと希望したため、熊本県では全市町村において、仮設住宅のペット同伴可を決定しました。
現在入居が始まっている西原村などの仮設住宅では、全世帯の約二割がペットと共に暮らしています。
熊本市では入居前に住民のアレルギー検査を実施し、ペット同伴の世帯とそうでない世帯を別棟にするなどのきめ細やかな対応を行っています。

過去の被災地では

今回の震災で熊本県はペット同伴の入居を全面的に認めていますが、過去の震災での行政側の対応は、自治体によってそれぞれ異なっています
平成16年の新潟県中越地震の際もペット同伴での仮設住宅への入居は認められていましたが、平成23年の東日本大震災においては、一部仮設住宅ではペットとの入居が認められず、入居を諦めた方やペットとの別れを選んだ方も多かったのです。

ペットが家族であるからこその準備を

日本は、いつどこで今回のような大きな地震が起きてもおかしくない状況にあります。
過去の地震と同様、ペット同伴での避難は多くのトラブルを引き起こしました。
極限状態にある避難所生活において、ペットの存在が周囲にとってストレスになる可能性は非常に大きいのです。
糞尿や鳴き声などへの対応はどうするのか、また、ペットたちの食事はどうするのか…。
自分も避難所生活をする可能性があるかもしれないということを考慮しつつ、ペットの避難準備も同時にしておく必要があります。